雲南省、昆明からチベット、ラサまで四駆でトレッキングをしながらの旅です。 パキスタンと中国の国境 クンジュラブ峠(4600b)やペルーのチチカカ湖(4000b)で高山病に見舞われ辛い思いをしたので、途中での棄権を覚悟の旅でした。 人伝に利尿剤が良いということで、それと頭痛薬などを準備。 ツアーディレクタ氏の配慮により、昆明(1900b)1泊、麗江(2400b)2泊、中甸(3300b)2泊、徳欽(3250b)2泊マルカム(3880b)1泊と、ゆっくりと高度を上げ、トレッキングで徐々に体を慣らしながら旅を進めることになりました。 結果的には催眠剤と頭痛薬を2回ほど飲んだだけで、無事にラサまでたどり着くことが出来ました。 道路といえば、ほとんどが崖の中腹を削って作られたものばかり。 私たちが行く前の3日間、雨が降り続けたため、何回も崖崩れで足止めにされる羽目に。 その工事のやり方は、発破を仕掛けて山を崩すというような荒技。 まったく道がなくなってしまっている斜面をシャベルカーがすくっていても、又そこに崩れ落ちてきてあわてて逃げたり、いつ終るのか、果てしない仕事に思われました。 そこでの足止めは8時間にも及び、いくら交通量が少ないとはいえ、渋滞で人の往来も多く、とうとう女性陣はトイレを我慢してしまいました。 そこの臨時トイレは、深い絶壁の上にオーバーハングするように小屋が建てられ、20cm間隔で巾20cmぐらいの板が並んでいるだけのもの。 足を踏み外したり、板が割れたらと考えたら身体が縮み上がってしまい、なかなか出るものも出てきません。 何とか通れるようになって、工事現場を通り過ぎるときは生きた心地がしませんでした。 氷河トレッキングでは、長い区間にわたる崖崩れで、予定の村までランクルで行けず、3qほど崩れた岩の上を歩きました。 まだ上から小さな石ころが落ち続けていて、足下の石と谷底、そして上からの崩れすべてに注意しながらの緊張したトレッキングなのに そこを学校帰りの小さな子供たちが、走るようにして通っていたのには本当に驚かされました。 日本では全く考えられないことが、当たり前のような環境なんですね。 途中で村の馬が迎えに来てくれ約40分ほどで村へ・・ 少し休んで、氷河の登り口まで又馬で約2時間、乗馬の経験がないせいか、馬に馬鹿にされたようで、断崖の崖っぷちばかりを歩かれて、冷や汗の連続。 その後30分、遊歩道の階段を登ったのですが、高度3600bではもう息も絶え絶え。 でも、目の前に素晴らしい広大な氷河を見たらそれまでの辛さは一気に飛んでしまいました。 女性の登山ガイドが、そこで歌ってくれたチベットの歌は、山々にこだまして最高に感動! 帰りは、尾てい骨が擦りむけてしまい、歩いて下りました。 この方が馬の背中よりずっと楽だったな〜。 崖崩れの前に車でこの村に来ていた人が、そのまま足止めされて、暫くは帰れないと、のんびりとチベットの楽器を弾いていました。 この人の車で、崖崩れのあったところまで送ってもらったが、本当にたすかりました。 旅行全般の景色に関しては、雨が降り続いた後のせいで大変に恵まれ、玉龍雪山 白茫雪山 梅里雪山 明永氷河 紅拉山頂上 東達拉雪山頂上 ナムテェパルワ、そして 長江 メコン川 サルウィン川(支流)と南アジアの三大河川の上流も、すべて見ることが出来ました。 新聞記者が梅里雪山を撮ろうと、22日間待ち続けたが、結局は撮影出来ずに帰ったという逸話もあるほど、梅里雪山見ることは難しいそうです。 現地ガイドの話では、全山が見えるのは年間30日ほどだそうで、本当につきまくっていたようでした。 最終地ラサでは、たまたまお釈迦様の涅槃の日の法事ということで、巡礼者で大変にぎわい、五体投地も多く見られました。 また現地の人たちの生活ぶりや、ヤクの毛で作った、パーと呼ばれるテントの遊牧民族を訪問するなど、盛りだくさんの体験をした旅行でした。 この旅行を最後までこなせたことで、これからの旅行への自信につながるような気がしたものです。 このコースを紹介している本が中国専用雑誌に書いてあるとを帰国後ツアーディレクターが教えてくれたのですが、そこには”世界で一番危険な道路”と書いてありました。 行く前に見せられたらこの旅行に参加したかどうか... 早速、その本を買い求めました 第1日目5月11日(土) 成田→昆明 昆明19度 雨 1900m 09:50 成田集合 12:10 成田発(JD897便)→(予定11:50) 中国レポート時差1時間 16:25 上海着→(予定16:35) 所要時間5時間15分 入国カード・健康カードの申告書 提出必要 16:50 空港発 全線ガイド 曹 、運転手 徐、バス→マイクロバス 着後:雨 昆明市内200万人、郊外を含め580万人、雲南省→4000万人 雲南省の70%は、たばこの収入 17:05 ホテル着 19:00〜 ホテル内にて夕食 昆明飯店 4星 第2日目5月12日(日) 昆明→麗江 昆明19度 雨 2400m 走行距離50km 06:20 ホテル発 06:35 空港着 2004年〜、昆明→バンコックの高速道路建設 07:30 Q4719便にて麗江へ(予定07:20) 08:15 麗江着(予定08:00) ホテルまで30km 雨 さてスライドショーの始まりです |
@麗江
58枚
A玉龍雪山 26枚 B虎跳峡 10枚 C香格里拉(シャングリラ)渓谷 19枚 D白茫雪山 25枚 E梅里雪山 33枚 F素晴らしい景色と苦難の道@ 23枚 G素晴らしい景色と苦難の道A 14枚 |
H素晴らしい景色と苦難の道B 21枚 I素晴らしい景色と苦難の道C 14枚 J素晴らしい景色と苦難の道D 34枚 Kラサが近く・・・ 21枚 L最終宿泊地ラサヘ 15枚 M納木錯の観光 32枚 Nラサ滞在@ 19枚 Oラサ滞在A 32枚 |