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大自然を求め


ネパール旅行(04/12/2〜11)の治安その他

まずマオイスト
カトマンズ3泊、ポカラ3泊、ナガルコット2泊しかしなかったのですが、表面上は全く
何事もないような毎日が続いています。
一番感じられるのは、町中のあちこちに銃を持った兵隊たちがうようよしています。
町から離れると、各ポイントと思われるところには、土嚢を積んで囲いをし、やはり銃を
持った軍が沢山いました。
ブルチョウキ山のハイキングは軍の命令で行けなくなっていました。
変わりに行った山では、軍の施設を10分ほど入らせて貰って写真を撮ってきました。

空港での荷物検査はかなりシビアで、場所によっては何度も手荷物を開けさせられ、検査
官によっては、日本のお菓子、ボールペンその他ちょっとしたものを欲しいといわれたり、
いわないまでもそんな仕草をされたりが多かったですね。
あらゆるところで、そういうことが多いので、日本製のどんなものでももって行くと
(たとえティシューでさえも)役に立つかも知れません。
家内は飴5コと山サンゴ(勿論偽物)のネックレスと交換していました。
ダイソーでいろいろ漁って行くと良いカモですね。

アジアの奥地ということもあり、今まで何度もそういったところを見てきたので、
違和感もなく懐かしい気分で散策をはじめたのですが・・
行く前に何となく体調が思わしくなかったこともあり、カトマンドゥの信じられ
ないほどの排気ガスとホコリのため、到着2日目から喉、頭痛、鼻水の症状に悩
まされてしまいました。
熱は何とか薬で抑えていたのですが、旅の後半には発作と間違えるほどの咳と口内炎・・・・
惨憺たる旅行になってしまいました。


せっかく来ているからと、2時間ほどのトレッキング(軽い山登り程度)をした
のも悪かったのかなぁ。
最終前日のトレッキングは辞めて、ホテルの屋上で日向ぼっこで寝そべっていました。


意識朦朧の中で撮った写真は、今日見てみたところ、やはり魑魅魍魎・・・ガックリ!!


それにしても、期待していたヒマラヤ・・・・
あまりにも大きすぎて、近くへ行くのはいろいろな面で大変なこと。
従ってネパール旅行でのヒマラヤは、「遠方から山脈を眺める」ということが当地へ
来てみてやっと判った次第。
タウラギリ、マナスル、アンナブルナ、ローツェ、カンチェンジュンガ、など名だた
る8000m級の山々を目の前にして、素晴らしい景色なのですが、暖かいせいか、モヤ
っていてくっきりとした山並みが、現れてくれません。
しかもパキスタンと中国の国境パミール高原や東チベットで味わった7000メートル級
の山の中に我が身をおいている、という感じがまったく得られない。
ちょっと変な表現だが、霧ヶ峰美しの森から北アルプスの数倍の大きい山々を見ている
ような・・・・・といった感じでした。
エベレストが見えるというキャッチフレーズも、くっきりと見える日にはあちらの方角
に・・・見えるはずの状態ということ。
遊覧飛行で機内から、遙か遠くに指先ほどの山頂がちょこっと見えた程度でした。


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